過去の手記 魔術大全 土の攻撃魔術

過去の手記

崩嶽ほうがく

地輪ちりんよ、いにしえりつしたがい、万象ばんしょう穿うがて。
 おりはなち、隆起りゅうきせよ、『崩嶽ほうがく』」

効果:術者の足元から地面に魔力が流れ、大地が一気にせり上がる。

緑操華りょくそうか

らぐこずえは、いまえをわすれず。月下げっかくは血潮ちしおはな
 ひなたはぐくまれし祝福しゅくふくは、わざわいへとてんずる。
 いのち円環えんかんたちらんとする愚者ぐしゃよ。もりさばきをけよ、『緑操華りょくそうか』」

効果:地面や周囲から無数の蔦や根が伸び、標的を絡め取って拘束する。植物は意志を持つかのように動き、対象の抵抗に応じて締め付けを強める。

砂界掌さかいしょう

千界せんかいわたりしおうかぜ
 万象ばんしょうすなゆめとなり、まことりしはうつろな粒子りゅうし
 かたきをあざむき、かたきをくだく。
 れたものにげる、かたちあるものの無常むじょう
 すなおうあゆんだ帰路きろを、いまふたたあゆむ、「砂界掌さかいしょう」」

効果:術者が触れた物体を、瞬時に細かい砂粒へと変化させる。構造物、生物問わず作用するが、対象の魔術抵抗によっては失敗する場合もある。

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