過去の手記 魔術大全 水の補助魔術

過去の手記

水漣駆すいれんく

水面みなもるるはいつわりの境界きょうかい
 ちからまといしあしふかあおこばめ。
 波紋はもんしずめよ、『水漣駆すいれんく』」

効果:水面に一時的な“力場”を形成する。術者はその上を地面と同様に踏みしめ、沈まず歩行・戦闘が可能となる。

泡息ほうそく

水底みなそこねむるは、うしお記憶きおく泡沫うたかた祈声きせい
 あおきざまれし約定やくじょうにより、みし息吹いぶきたまわえ、『泡息ほうそく』」

効果:術者は水中で呼吸可能となり、一定時間、深海でも圧力や酸素の影響を受けることなく行動できるようになる。

霧籠むろう

ゆがうつつうつろ境界きょうかいつつみてまことかくす。
 ふうぜられし視界しかい残影ざんえい彷徨さまよわす。
 白銀はくぎん吐息といきよ、虚空こくうかたちをなせ、『霧籠むろう』」

効果:広範囲に濃霧を発生させ、視界を遮断する。術者の気配は霧と同化し感知されにくくなる。

雫雨しずくあめ

かわきし大地だいちいのりをささげ、
 なぎはらい、そらめる。
 天涙てんるいよ、いまここにちよ」

効果:頭上に雲が生成され、周囲一帯に冷たい雨が降り始める。

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